「2級造園施工管理技士です」と名乗る

 2級造園施工管理技術検定試験に合格すると、「2級造園施工管理技士」と称することが認められます。

試験に受かってもいないのに、名乗ったり、名刺に書いてはいけません。

国家資格なの?

 国家資格です。国土交通大臣が認定します。
合格証書には、国土交通大臣の署名が入ります。

 ただ、試験の実施については、財団法人全国建設研修センターというところが、法律(建設業法)に基づいて国土交通大臣の指定機関として、行っています。

 この財団法人全国建設研修センター、他にも、「土木」(土木施工管理技術検定)や「管工事」(管工事施工管理技術検定)、「土地区画整理士」(土地区画整理士技術検定)などの試験も実施しています。

合格すると何ができるようになるの?

 「専任技術者」や「主任技術者」になることができます。
また、さらに講習を受講することで「監理技術者」となることができます。

 営業所ごとに置く「専任の技術者」になることが認められ、
工事現場ごとに置かなければならない「主任技術者」または「監理技術者」になることも認められ、高度な技術力を求められる仕事に携わることができます。(公園や緑地、遊園地などの造園工事の施工計画作成、現場の工程管理、資材等の品質管理、作業の安全管理等)

 また、経営事項審査でも加点されるので、職場にとってもありがたい存在となります。

 あと、どういうわけか社労士(「社会保険労務士」)の受験資格を得ることができます。
受験資格があっても合格するまでは、多難な道のりが待っているわけですが。

試験は難しいの?

 難しくなっています。
以前は簡単(合格率が高い)だったのですが、近年難化(合格率が低下)しています。

 営業所ごとに置く「専任の技術者」になることや、
工事現場ごとに置かなければならない「主任技術者」になることが認められ、
高度な技術力を求められる仕事に携わることができます。(公園や緑地、遊園地などの造園工事の施工計画作成、現場の工程管理、資材等の品質管理、作業の安全管理等)

 また、経営事項審査でも加点されるので、職場にとってもありがたい存在となります。

どうやって勉強したらいいの?

 過去問をひたすら解いてください。
分厚い解説書を最初から読もうとすると、眠気は増すのに、やる気は減るし、
そもそも、仕事をしていると勉強する時間なんてあまりありません。

 「独学」で合格するか、「教わって」合格するか。
ここでは「独学」「パソコンやスマホを利用」「通信教育」「通学受講」に分けて説明していますので、具体的にはそれぞれのページをご覧ください。

あと何か付け加えることは?

 受験申込みが面倒です。気をつけてください。
まず受験申込用紙の入手が面倒です。次に申込書類の記入が非常に面倒です。
さらに、申込に必要な書類も多く面倒で、受験料の支払も面倒です。 しまいには、申込書類を送るのも面倒です。

 いくらやる気があっても、知識があっても、賢くても、
受験申込みをしなくては、合格することは絶対にありません。
いくら面倒でも、投げ出さずにこらえましょう。
この面倒な申込みで多くの人が挫折しふるい落とされているのでは、と私は考えています。
ちなみに私は「もう二度とこんな面倒な目にあいたくない」という気持ちをバネに合格しました。

 申込用紙は、入手できる方法と期間が限られています。しかも有料(600円)です。
1電話 2インターネット 3窓口 という3つの方法がありますが、
おすすめはインターネットでの入手です。
とにかく、余裕をもって入手してください。

 申込書類は、これでもか!というくらい名前と住所をたくさん書かされます。
一度に全部書こうとすると、手が疲れるので、何日かにわけて書きましょう。
そのためにも、余裕をもって入手してください。

 必要書類は、住民票のほか、人によっては卒業証明書が必要だったりもします。
卒業証明書の原本を取り寄せたりしなくてはならない人は、余裕を持って入手してください。
住民票に関しては、「発行年月日は問いません。」(要確認)となっているのがミソです。
受験しようと思っている方は、早めに入手しましょう
おすすめは、入手の際に「住民票コード」を記載してもらうことです。
この「住民票コード」がわかると、その数字を正確に記入することで、住民票が不要となるのです。
別の(〜施工管理検定)試験を受けるときに、必ず役に立ちます。
 
 あと、写真は近年から合格証書に載ることになったので、一生ついてまわります。
かっこ良い写真を余裕を持って入手しましょう。

 受験料の支払は、振込用紙で窓口で行いましょう。
所定の控えを申込書類に貼って送らなくてはいけないので、ATMだと多分だめです。
窓口が混んでいても、面倒でも、手数料が高くても、窓口で。
ちなみに私の場合、人に頼んだらATMで振込んできました。すぐに同じ郵便局に行ったら控えをもらえたので事なきを得ました。

 送付方法は、簡易書留郵便です。
郵便局に行くと、そこでも名前やら送り先やらを書かされます。
待たされることもあるし、お金もかかりますが、同じことを来年も繰り返さないように
心に決めながら申し込み書類と別れを告げましょう。